【ADHD心理教育】注意欠陥多動性障害の特徴と私が実践している対策

ADHDの特徴

昨日、私が通院している精神科で、「発達障害心理教育グループ」という学びの場がありました。
今回はその2回目で、ADHDについてです。

私自身が発達障害を診断されたのは大人になってからです。
なので今まで発達障害についてきちんと学んだことはなく、困り事への対策についてもよくわかっていませんでした。

現在は二次障害の鬱病が主な困り事ではあるのですが、発達障害の特徴を理解することで何かしら楽に生きられるようになるかと思い参加しました。

そこで今回は発達障害心理教育グループで学んだ、ADHDの特徴と私自身が取り組んでいこうと思えたことを解説していきます。
同じように発達障害で悩まれている方の参考になれば嬉しいです。

発達障害の概要

概要については前回参加した記事で紹介しています。
以下をご参照いただければと思います。

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ADHDの特徴と実体験

今回の学びはADHDの特徴についてです。
大きく分けるとADHDには3つの特性があり、特徴的な性質が表れるようです。

不注意

<良い面>

  • 興味を持つ幅が広い
  • 色々なことによく気がつく
  • 空想上手
  • 好きなことへの集中力が素晴らしい
  • 豊かな想像力

<悪い面>

  • 気が散りやすく集中力が保てない
  • 忘れっぽく整理整頓が苦手で物を失くしやすい
  • ぼーっとして人の話を聞くのが苦手
  • 優先順位をつけるのが苦手

私の場合、部屋が片付けられない、外出の準備が間に合わない、先延ばしにする、といった困り感があります。
特に掃除が億劫で、1年に数回しか掃除ができません。

部屋にはペットボトルが山積みになっていて足の踏み場がありません。
出かける予定があってもギリギリまで寝ていていつも焦って準備をします。

幸い物を失くすことは私にはあまりないのですが、失くしてしまうとずっと探してしまうのはわかる気がします。
人の話を聞くことに関しては、学校で真面目に勉強してきたことが功を奏したのか、元々受け身な性格だからか問題ないと自分では思っています。

こうして見てみると、やはり私はASD寄りなんだと思いました。
不注意でよくあるケアレスミスなどは、私にはあまりありません。

むしろミスをしたくないがために時間が多くかかってしまうことの方が多いです。
これはこだわりの強さというASDの特性が出ているからなのかも知れないです。

多動性・衝動性

多動性と衝動性は区別がつけにくいのでまとめてご紹介します。

<良い面>

  • エネルギッシュ
  • チャンスがあれば飛びつく(あとさき考えずまっしぐら)
  • 大胆不敵
  • やりたいことへの課題は全力投球
  • 前向き

<悪い面>

  • 落ち着きがなくソワソワして体のどこかを常に動かしていなければ気が済まない
  • 思いついたら人の話に割り込んだりしてしまう
  • カッとなりやすいが、冷めるのも早い
  • ほしいものは今すぐほしい
  • 乱暴にするつもりがなくても手が出てしまうこともある

私の場合は、貧乏ゆすりが止まりません。
車の中でもずっとしていて、パートナーから指摘されることがよくあります。

また予定を詰め込みすぎてしまうのが今の最も大きな問題です。
入れすぎで疲れ切ってから気づくのでその後グッタリしてしまいます。

最初は何かを「やるぞ!」と意気込んでいても、後になってからしんどくなって長続きしないというのも非常によくあるパターンです。

こういった多動性・衝動性についても私は該当する部分はありましたが、これ私だ!と思うほどの特性ではなく、一般的な範囲かなと思いました。

その他の特性

  • アイデアマン
  • ユーモアがある
  • 好きなことがはっきりしている
  • こだわりがある
  • 身体が動いている方が頭がよく働く
  • 眠気がコントロールできない
  • 時間の感覚が薄い
  • コミュニケーション能力が高い人もいる
    (やればできるんじゃない?と思われがち)

これらは比較的私にも当てはまるものでした。
昔からよく面白いアイデアが思いつくと言われていました。
最近だとプレゼンの作り方が上手いと褒められたこともあります。

ユーモアについても私はボケるのが好きです。
ボケが伝わらないことも多いのですが、笑ってくれると嬉しいと感じるのでついやってしまいます。

好きなことがはっきりしているのは本当にそうで、興味の薄いことにはとにかく取り組めません。
逆に好きなボードゲームなら何時間でもできてしまいます。

コミュニケーション能力についても、私は比較的高い方だと思っています。
昔から話を聞く方が話すより得意だったので、相手の意図をできるだけ読み取ろうとします。

話を合わせるのもトレーニングで身についたと思いますし、プレゼンのように準備をすれば良い話ができるという自負もあります。

ADHDの特徴まとめ

ADHDの3つの特徴は一つだけが顕著に表れると言うよりは、複数が同時に出てしまう場合が多いとのことです。
これを混合型と言うのですが、ADHD全体の8割が混合型だそうです。

そして多動性は比較的大人になるにつれてある程度制御できるようになる場合が多いそうです。
私は予定の詰め込みすぎで疲弊してしまうというのが今の一番の困り事ですが、これが解消できればもう少し楽に生きられるのではないかと思いました。

ADHDの特性は、「実行機能」の問題です。
いわゆる後回し癖と言われるものです。

目標到達のために自らの注意や行動を制御する能力、場面に応じて、適切な反応や行動をとる能力が機能しにくいのです。

「取り掛かり」に関する実行機能がうまく働かない、どれから手をつけたらいいのか優先順位がつけられない。
おしゃべりが上手だったり、器用なのになぜかやるべきことができないことで周囲の理解が得られずつらい思いをすることも多いようです。

先ほども述べた通り、私はADHDよりもASDの方が強いと感じました。
それは育ってきた環境によって培われたものもあるかも知れません。

ですが困り事があるのは確かで、それによって生きづらさを感じてしまうのであれば、対処を考える必要があります。
以下では私が具体的にどのような対策を講じているのかについて解説していきます。

実践している対策

例えばADHDの特徴として「予定を詰め込みすぎる」と言うのがあります。
1日に3つ4つと予定を入れてしまい、いっぱいいっぱいになります。

そして疲弊しきって寝込んでしまうのが大きな問題です。
これが鬱病による不調なのかADHDの特性なのかは定かではありませんが、私にとっては何とかすべきことです。

そこで対策としては、自分の体力を把握しておくことが有効です。
私はついベストコンディションの想定で予定を入れてしまいます。

ですがそれでは限界が来てしまいます。
なので調子が良くない自分でもできる範囲で予定を組み込むように意識しています。

また予定が詰め込まれる原因として様々なお誘いがあります。
特に私は知り合いが多いので沢山のイベント勧誘をいただくことがあります。

お誘いいただけるのは嬉しいことなのですが、それら全てに参加するのは難しいですし、興味のないことには反応しません。
今後はより自分の体力を低めに見積もって時にはお断りすることも覚えておくべきだと感じました。

まとめ

今回はADHDの特徴について、そして具体的な対策について学んだことをベースに解説しました。
私自身、発達障害で困ったことが多くあるので、共感できる内容でした。

今後も発達障害心理教育グループのコンテンツが続いていくので、また学びを得られたら更新していきます。
ちなみに次回は自分の特性についてのまとめ、特性の活かし方について学ぶ予定です。

ここまで読んでくださりありがとうございました。
皆さまの役に少しでも立つことを願います。

ADHDの特徴

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