【ASD心理教育】アスペルガーの特徴と私が実践している対策

ASDの特徴

先日、私が通院している精神科で、「発達障害心理教育グループ」という学びの場がありました。
私自身が発達障害を診断されたのは大人になってからです。

なので今まで発達障害についてきちんと学んだことはなく、困り事への対策についてもよくわかっていませんでした。
現在は二次障害の鬱病が主な困り事ではあるのですが、発達障害の特徴を理解することで何かしら楽に生きられるようになるかと思い参加しました。

そこで今回は発達障害心理教育グループで学んだ、ASDの特徴と私自身が取り組んでいこうと思えたことを解説していきます。
同じように発達障害で悩まれている方の参考になれば嬉しいです。

目次

発達障害の概要

発達障害には大きく3つの分類があります。
「ASD」「ADHD」「LD」です。

ASD

アスペルガー」ともよく呼ばれるASDですが、多くの場合コミュニケーションに問題を抱えやすいそうです。
今回はこのASDの特徴について詳しく学びました。

ADHD

注意欠陥多動性障害」とも言われるADHDですが、多くの場合日常生活の行動面で問題が発生しやすいそうです。
そしてASDとADHDは併発している場合が8割にもなるそうで、私の場合もどちらも含む「広汎性発達障害」で診断を受けました。

LD

学習障害」と呼ばれるLDですが、知的な問題はないにもかかわらず、読み書き計算のいずれかが困難な障害だそうです。
発達障害の中でもLDはやや特殊な位置づけになっているようで、今回参加した発達障害心理教育グループでは取り扱わないとのことでした。

ASDの特徴と実体験

今回の学びはASDの特徴についてです。
大きく分けるとASDには3つの特性があり、特徴的な性質が表れるようです。

コミュニケーションの特性

<良い面>

  • 正直で素直
  • 興味のあることについてはどんどん発言する
  • 独特の感じ方をする
  • 人にはない感性

<悪い面>

  • 言葉を字義通りに理解する
  • 報連相が苦手
  • 興味のない話が聞けない
  • 聞いた話を理解するのが苦手
  • 他人の意図が読み取れない
  • 雑談が苦手

私は興味関心の偏りが非常に大きな困り事でした。
前職の金融機関では、多くの資格や通信講座を受けなければならなかったのですが、全く手が付きませんでした。

地元国立大学を出ていて勉強はできる、という自負と周りからの目があったので、余計に苦しかったです。
教材を開いてもどうしても学習に取り組めず、億劫な気持ちになってしまうのです。

また、人に著しく興味がないと言うのも困り事でした。
会社の中では周りの人と協力して仕事をすることになります。

特に報連相のような人と自分から関わっていくことが苦痛でした。
私は人に話しかけるのが怖くて行動できずに立ち止まってしまうことが多々ありました。

社会性の特性

<良い面>

  • 自由に発想できる
  • 天真爛漫
  • 行動力がある
  • やりたいことに向かって一直線
  • 人に流されない
  • 一人で楽しめる

<悪い面>

  • 友達ができにくい
  • 人の気持ちに興味がもちづらい
  • 社会常識なマナーがなかなか身につかない
    (意味のないことは特に覚えられない)

これもまさに私、という感じでした。
私は友達がほしいと思ったことがないです。

むしろ一人でいる方が楽しいので、友達との遊びを断っていたほどでした。
この感覚が孤立を助長してしまいますよね。

また相手がどう思っているか、気持ちに関心が向かないのも困ります。
不用意な発言が関係性を悪化することもありますし、相手が怒っているのに私は笑っていることもよくありました。

社会常識についてはもはや反抗的にすらなっているくらいです。
それこそ年明けに「あけましておめでとうございます。」とか言わなきゃいけないのも納得ができないです。

面倒な慣習は本当に嫌で、クリスマスとかバレンタインとか、ビジネスに踊らされているだけのイベント事は何もしたくないです。

想像力の特性

<良い面>

  • 一定の作業を正確にこなすことが得意
  • 好きなことには優れた集中力を発揮する
  • ルーティンワークや単純作業をいとわない

<悪い面>

  • 興味のかたよりが強く、頑固
  • 臨機応変な対応が苦手、同じ手順に安心する
  • 決まりを守りたがる
  • 正義感が強い

これらは私にはあまり当てはまらないかも知れません。
単純作業は嫌いではないですが飽きます笑

プログラミングなどのゴールが見えるものは集中できますが、同じ分野の人は大体そうです。
決まりもそこまで守ろうとは思わないですし、正義感を押しつけるようなことは全くしないです。

ただ文章の誤字脱字をチェックするのは好きかも知れません。
とりあえず読んだらおかしい所がないか見てしまいます。

また、論理的に違和感があることも気になります。
もちろん自分が完璧な訳ではありませんが、少しは特性として当てはまるのかも知れないです。

ASDの特徴まとめ

これら3つの他にも独特の癖や影響がありますが、おおまかにはこの3つに分類できるようです。
そしてこの特徴は脳機能のかたよりによって生まれるものです。

発達障害ではない人とは「普通」が違うのが大きなポイントだと思います。
それが生きていく中で大きな困りごとになる人もいれば、上手く不得手な部分を補ってもらって生活できる人もいるようです。

私は人と関わるのがとにかく億劫で、それを避けるようにして生きてきました。
なので仕事で人とやり取りや交渉をする必要があるのは本当にしんどかったです。

学歴がある分周りからも期待されていて、できない自分が嫌になってばかりでした。
それで鬱になって仕事ができなくなって今に至っています。

実践している対策

例えばASDの特徴として「相手の言葉をそのまま受け取る」と言うのがあります。
私は相手が冗談やお世辞で言っているのかを判断するのが難しいです。

なので対策としては自分がどうしたいのかを優先するようにしています。
「またご飯でも行きましょう」と言われた場合は、自分が行きたいなら話を進める、行きたくないなら流すという対応をしています。

また、人と関わるのが億劫なことに関しては、こうしてブログをすることで生計を立てられるようになるのが目標です。
人と関わることを無理に頑張るのは生きていく上でしんどくなるので、できるだけ関わらなくても良い生き方を目指しています。

とは言えまだまだ収益化はできていませんので、これからどう生活していくかは喫緊の課題です。
プログラミングもできるので、何かしら仕事があれば嬉しいのですが…。

まとめ

今回はASDの特徴について、そして具体的な対策について学んだことをベースに解説しました。
私自身、発達障害で困ったことが多くあるので、共感できる内容でした。

今後も発達障害心理教育グループのコンテンツが続いていくので、また学びを得られたら更新していきます。
ちなみに次回はADHDの特徴について学ぶ予定です。

ここまで読んでくださりありがとうございました。
皆さまの役に少しでも立つことを願います。

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