こんにちは。ゆきこです。
私は鬱病で働けない状態です。
とは言っても実際どんな生活をしているのか、イメージが湧かないと思います。
普通の人と鬱病の人とでは日常生活にどんな違いがあるのでしょうか?
私にとっての普通は、皆さんにとっての普通ときっと違うと思います。
できないことも沢山あります。
今回はそんな私の普通の生活をご紹介したいと思います。
共感できる方もいれば、鬱病の生活のイメージがついていない方もいると思います。
少しでも鬱病の生活についての理解が深まれば嬉しいです。
鬱病の生活:朝
鬱病によって最も影響が出るのが朝の活動です。
私の体験をベースにどんな朝を過ごしているのか見てみましょう。
睡眠について
鬱病になると睡眠に大きな問題が出てしまいます。
朝に起きられないと言うのが私の最初の問題です。
まず朝の目覚めは早すぎるか遅すぎるかです。
早い時は3時か4時には目が覚めてしまいます。
当然早く目覚めると休めていないのでグッタリしています。
私はそこからブログを書き始めることが多いです。
ブログは私にとって大事な居場所なので、ブログを書くことでその日を前向きに生きる気力が出てきます。
本当にありがたい活動です。
逆に遅く目覚める時は11時とか12時になります。
これはこれで寝すぎてグッタリしています。
起きるのが遅いと朝にゴミ出しができないという問題が起きます。
私の場合、燃えるゴミの日が月曜と木曜なのですが、どちらかはほぼ出せないです。
そして寝すぎて頭痛になります。
ロキソニンを毎日のように飲んで何とか生きています。
どちらにしても安定的な日常生活を送ることができないのが鬱病です。
朝は一番の戦いなのです。
朝食について
早く目が覚めた場合でも、疲れが抜けていないのでもう一度寝ることが多いです。
すると当然お昼くらいになってしまいます。
私は朝ごはんをまともに食べることができません。
朝昼兼用の食事になります。
また、食事を作る気力もありません。
冷凍食品を温めて食べるか、卵かけごはんだけで済ますことが多いです。
栄養が偏ってしまうので、マルチビタミンのサプリを飲んでいます。
生理の時は鉄分と葉酸も飲んでいます。
サプリメントはぜいたく品なのかも知れないですが、まともに日常生活が送れない私にとっては大切な栄養源です。
あとお腹が非常に弱いので乳酸菌も飲んでいます。
発達障害の人や鬱病の人は腸内環境が悪いというデータもあるようで、乳酸菌の効果には期待しています。
とりあえず飲み始めてからお腹を下すことが明らかに減ったのが大きなメリットでした。
身支度について
朝からグッタリしているので基本的には動けません。
つまり身支度ができないということです。
朝に顔を洗ったり、歯磨きをしたり、服を着替えたり、化粧をしたり、と言った普通の生活ができません。
不衛生と思われても仕方がないです。
私の基本的な居場所はお布団の中です。
起き上がって何か活動するのはかなりの気力と体力が必要なので難しいです。
そうやって寝そべりながらダラダラと過ごしていると自己嫌悪や罪悪感がやってきます。
私はできるだけ生きていることに感謝する気持ちを朝に祈るようにしています。
日が昇ってきたら、もうお昼前かも知れないですが、朝の散歩に出かけます。
もちろん着替えはできないので寝間着にコートです。
朝日を浴びると身体に良いと聞いているので、できるだけ散歩はするようにしています。
週に2,3回は30分程度の散歩しています。
そうこうしているうちにお昼がやってきます。
鬱病の生活:昼
散歩をして、簡単な食事を取ったらもうお昼です。
鬱病になってからこんな生活が続いています。
お昼になると家事が待っています。
それもなかなかできないことが多いです。
まず洗い物が大きな負担になります。
3日分くらい溜まってシンクが溢れかえってしまいます。
それでもなかなか洗い物が億劫で食事を作るどころではありません。
倦怠感で動けずにお布団に潜り込んでいることも多いです。
次に問題になるのが洗濯です。
これも2,3日溜まってから頑張ることになります。
私は感覚過敏があって着れる服が元々少ないのですが、洗濯ができないと本当に着れる服がなくなってしまいます。
外出はしないので基本的に部屋着ですが、冬なのに半袖しかない、と言うことも多いです。
掃除について
私は掃除が元々興味のないことなので、部屋は埃まみれです。
パートナーが2カ月に1度くらいは掃除をしてくれますが、それでもかなり汚れています。
部屋には空のペットボトルが山積みになっています。
水回りは汚れが張り付いてしまってなかなか落とせないほどです。
普通の人は掃除機とか定期的にするんでしょうか。
私は年に1度すれば良い方です。
お風呂洗いなんてやったことがないです。
トイレも異常に汚れてみるに耐えなくなったら掃除するくらいです。
趣味について
家事は放棄して体力に余裕がある時は趣味に時間を使います。
私は読書やパソコンでの作業など一人でできる趣味が多いです。
まず読書に関しては、主にビジネス本や自己啓発本を読みます。
最近はご紹介いただいた本を読むことも多いです。
鬱病や発達障害についての本もいくつか読んでいるので、もしよろしければ書評の記事をご覧ください。
直近で読んだ発達障害と鬱病の書籍の記事を貼っておきます。




他にも趣味としてホームページを作ったり、名刺を作ったりと仕事としてできそうなことをお手伝いさせていただいています。
デザイン能力はあまりないのですが、プログラミングの知識はあるのでシステム開発の仕事を試してみたいと考えています。
日中の時間の中でも体力や精神力には限界があるので、1日2,3時間くらいしか活動できません。
そんな中でもブログは一番大事な趣味です。
もちろんいつかは収益化もしていきたいのですが、まずは読んでくださる方がいることに感謝しつつ、誰かの役に立つ記事を増やしていきたいと考えています。
鬱病の生活:夜
夕食について
あっという間に夕方になります。
ここで問題になるのが夕食についてです。
昼に活動してもしていなくても、食事を作るのは私にとって大仕事です。
なかなか気力がなくて作れないことも多いです。
そもそも買い物に行くのが2週間に1度くらいなので、食材がありません。
買いだめしていても1週間もしたらなくなってしまいますよね。
そこでパートナーと相談して、どうしても作れない時は外食します。
普通の人にとっては外食はちょっと良いものを食べる楽しいものですよね。
私にとって外食は作れないから仕方なく行くものです。
贅沢がしたい訳ではないんです。
お金の不安や罪悪感を抱えながら食べに行きます。
そして食事で私を悩ませるのは食べ過ぎてしまうことです。
自分がどのくらい食べられるのかを把握できていなくて、気分で注文してしまいます。
こういった見立てをするのが苦手なのは発達障害の影響だと思います。
そして出てきたものは残してはいけないという気持ちが強いので、全部食べます。
結果として食べ過ぎて苦しくなって後悔するのです。
お風呂について
続いてやってくる大きな負担はお風呂です。
入浴するのも私にとっては大変なことなのです。
女性なのに不潔だと思われるかも知れませんが、私は週に1,2回はお風呂に入れません。
グッタリしていてお風呂に入る気力もないのです。
湯船を溜めて、着替えを用意して、服を脱いで、お風呂に入って、髪や身体を洗って、身体を拭いて、髪を乾かして。
本当にやることが多すぎてなかなかできないです。
さらにはシャンプーやボディソープが空になると詰め替えもしなければいけません。
買い忘れていることも多いのでこれも嫌になる要因です。
お風呂に入ったら体重を計ります。
数字は言えませんがどんどん太っている気がします。
健康管理する上では定期的に体重を計るのは必要なことですが、これも億劫になることの1つです。
前日比で少しでも増えていると残念な気持ちになります。
夜の覚醒について
鬱病の人は比較的夜になると元気になります。
私も20時くらいから倦怠感が少しマシになって動き出せます。
最近始めた趣味はゲームの原神です。
まだ始めたばかりですが、物語に没入できる綺麗な映像と、一つひとつタスクをこなしていく達成感が醍醐味です。
また、勉強も趣味の一つなので、中小企業診断士の教材を読むこともあります。
家計簿を付けたり、コープの注文をしたり、夜は作業が捗ります。
ですがここで問題になるのが過集中です。
私は作業を始めると何時間も集中して取り組んでしまいます。
そうして疲れがドッと溜まって更にグッタリするという繰り返しです。
できるだけ21時には作業を止めるように意識しているのですが、24時を超えてしまうこともあります。
お薬について
夜のタスクの中で、絶対に外せないのがお薬を飲むことです。
私は鬱病の薬を沢山飲んでいるからです。
飲み忘れると翌日に離脱症状が出ることがあります。
ただでさえ頭痛や吐き気、倦怠感があるのに、それが上乗せされると本当に動けません。
私が飲んでいる薬については、こちらの記事をご覧ください。

私の日常生活の中では薬を飲むことが一番大事です。
これだけは忘れないように意識しています。
睡眠について
朝の睡眠の所でもお伝えした通り、鬱病になると睡眠は問題になることが多いです。
私は睡眠薬も服用していますが、それでも1時間経っても寝れないことがよくあります。
全く眠気がない時は、夜中でも読書をして過ごすようにしています。
お風呂から出て2時間後くらいが睡眠に最も良いタイミングだと言われています。
悪いことなのですが、どうしても寝れない時は睡眠薬を2錠飲んでいます。
すると寝る前の記憶はなくなるのですが、比較的安定的に寝入ることができます。
ぐっすり眠って翌日元気に起きれればと願いながらお布団に入ります。
そして1日を振り返って、良かったことを思い出したり、翌日するべきことを考えたりします。
まとめ
今回は鬱病の日常生活について、私の体験をベースにお話ししました。
鬱病になると普通の生活を送ることすら困難になります。
そんな鬱病の生活を理解してもらいたい、あるいは共感できる方の励みになればと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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